日本の障がい福祉は、2003年の支援費制度の導入以来、大きく変わることになりました。障がいのある人もない人も誰もが地域の中で安心して暮らせる仕組みづくりに大きく政策転換が図られてきました。何よりも急速な少子高齢化、団塊世代の2025年問題という人口構造や社会経済状況を背景に、今後利用者の重度・高齢化や訪問系サービスに対するニーズの一層の増加が見込まれます。
今回発表された平成30年度の報酬改定の内容には、こうした課題に対して今後の施設の方向性を読み取る事ができます。特に重度者に対する加算の強化・65歳問題をふまえた共生型サービス拠点の必要。地域生活拠点の機能強化と加算の新設。又、児も含め、各事業所のサービス提供時間の精査。就労分野では、移行実績に加え定着実績に応じた評価。B型の平均工賃別報酬等。支援実績がより重視され、費用対効果が強く打ち出されたものになっています。今回の改定は前述した社会経済状況の中で、より現実的な路線に国が大きく舵をきったものと言えます。こうした施策のあり方については、議論の分かれるところですが、私たち施設事業者も従事者もコスト意識をもち、提供する支援のあり方を不断に見直し、質を高めていく努力が社会の公器としての私たちの責任であり、当協議会の使命ではないかと思います。
昨年7月に相模原で起きた事件、事業種別を問わず繰り返される施設内虐待の報道によって、福祉業界はその人材確保において一層深刻な事態を招いています。「人は石垣、人は城、人は堀」福祉の世界に限らずいつの時代にあっても組織は人の力です。この原点に立ち返って、今一度、人を育てる職場風土、支援者にとっての施設・事業所環境のあり方が問われています。現在、社会福祉法人改革において、法人の地域貢献や地域社会にとっての有用性が強く求められています。施設・事業所が所在する地域とダイレクトに繋がっていく中で、本来業務以外の様々なニーズも受け止め、地域の方々にサービスを届ける。身近なところから地域の方たちに法人・事業所に対するメリットを感じてもらい、同時に法人・事業所の取り組みを地域住民に伝え、理解を求める。つまり、双方向の関係性を築いていくことが地域に開かれたこれからの福祉事業のあり方ではないかと思います。こうした地域に根差した取り組みにこれからの福祉を担おうとする若い世代の人たちを積極的に参加させることでこの仕事の魅力・福祉のマインドが伝えられるのではないかと思います。今年度も当協議会の総力をあげて人材の確保と施設事業所内における人材育成の問題に取組みたいと考えています。本会としては、次年度に予定されている福祉サービスの次期報酬改定や制度改正に対応するため日本知福協・近畿知福協と連携を図りながら、最新情報を会員事業所に迅速に提供するとともに、地方会としての具体的な対応を検討し、京都府・市および関係諸団体に積極的な政策提言・意見要望等を発信していきたいと考えています。
年間を通じて、総会、役員会、各委員会、各部会等を開催し、事業を推進するとともに、事務局からの情報配信、施設長会議や各種研修会の開催、行政への政策要望書の提出と懇談、行政・関係諸団体との連携などを行い、全国並びに近畿の組織との連携し、障害者総合支援法の施行に係る諸問題の改善や障害者制度の充実に向けた取り組みを進める。
日本知的障害者福祉協会並びに近畿地区知的障害者施設協会などの関係組織、京都府社会福祉協議会や京都市社会福祉協議会をはじめとする京都府内福祉関係団体、京都府並びに京都市をはじめとする府内市町村との連携し、本会としての意見を集約し、障害者制度の充実に向けた提言や要望活動を京都府、京都市等との意見交換の場を通じて、適切な事業経営と、質の高い福祉サービスの提供を継続することができるよう取り組みを行う。
また、地方自治体への権限移譲が測られる中、市町村によって大きな格差が生じないよう会員相互の連携を図り、京都府並びに市町村への要望を行う。
社会福祉法人をとりまく環境が大きく変化し、人権の尊重やサービスの質の向上はもとより、経営組織のガバナンスの強化、コンプライアンスやアカウンタビリティーの徹底、財務基盤の安定化、リスクマネジメントなど、本会会員事業所にも旧来の施設運営から福祉経営へと転換することが求められている。そこで、新たな時代における専門性の向上と福祉経営の確立に向けた次の取り組みを継続して行う。
事業所を利用する人たちへの支援の質の向上を図るとともに、行政や関係機関、企業等との連携を強化し、障害者雇用の促進、工賃(利用者賃金)の増額、日中活動支援の充実、生活支援の充実等に取り組む
社会福祉法人制度改革や福祉人材の確保、事業所に係るリスクマネジメントなどについての情報収集を行い、新しい福祉経営の在り方について研修等の実施を行う。
平成27年12月社会保障審議会障害者部会に於いて障害者総合支援法施行3年後の見直しについての報告書が示されたことを受け、今年3月1日厚生労働省から障害者総合支援法及び児童福祉法の一部を改正する法案が今国会に上程されました。同時に、社会福祉充実残額(余裕財産)の算出方法や社会福祉法人が取り組まなければならない地域広域活動の基本的な考え方、経営組織の在り方と財務規律の強化、さらには社会福祉施設等退職共済制度(国1/3、都道府県1/3の公費助成)の廃止等を内容とする社会福祉法の一部を改正する法案も上程され、27年度末に可決・成立しました。また、障害者差別解消法が今年4月1日に施行となりましたが、各福祉サービス事業現場に於けるいわゆる「合理的配慮の基準提示やその具体的方法論が確立されておらず、課題が山積しています。まさに障害福祉事業をとりまく変革の時代状況といえます。
本会としては、平成30年度に予定されている障害福祉サービスの次期報酬改定と合わせ、近畿地区知的障害者福祉協会および日本知的障害者福祉協会と連携を図りながら法施行後3年を目途に検討される事項に関する最新情報を会員事業所に迅速に提供すると共に、地方会としての具体的な対応を検討し、新しい制度が障がい者の真の幸福に繋がる恒久的な制度になるよう意見・要望等を発信していかなければならないと考えています。
年間を通じて、総会、役員会、各委員会、各部会等を開催し、事業を推進するとともに、事務局からの情報配信、施設長会議や各種研修会の開催、行政への政策要望書の提出と懇談、行政・関係諸団体との連携などを行い、全国並びに近畿の組織との連携し、障害者総合支援法の施行に係る諸問題の改善や障害者制度の充実に向けた取り組みを進める。
日本知的障害者福祉協会並びに近畿地区知的障害者施設協会などの関係組織、京都府社会福祉協議会や京都市社会福祉協議会をはじめとする京都府内福祉関係団体、京都府並びに京都市をはじめとする府内市町村との連携し、本会としての意見を集約し、障害者制度の充実に向けた提言や要望活動を京都府、京都市等との意見交換の場を通じて、適切な事業経営と、質の高い福祉サービスの提供を継続することができるよう取り組みを行う。
また、地方自治体への権限移譲が測られる中、市町村によって大きな格差が生じないよう会員相互の連携を図り、京都府並びに市町村への要望を行う。
社会福祉法人をとりまく環境が大きく変化し、人権の尊重やサービスの質の向上はもとより、経営組織のガバナンスの強化、コンプライアンスやアカウンタビリティーの徹底、財務基盤の安定化、リスクマネジメントなど、本会会員事業所にも旧来の施設運営から福祉経営へと転換することが求められている。そこで、新たな時代における専門性の向上と福祉経営の確立に向けた次の取り組みを継続して行う。
事業所を利用する人たちへの支援の質の向上を図るとともに、行政や関係機関、企業等との連携を強化し、障害者雇用の促進、工賃(利用者賃金)の増額、日中活動支援の充実、生活支援の充実等に取り組む
社会福祉法人制度改革や福祉人材の確保、事業所に係るリスクマネジメントなどについての情報収集を行い、新しい福祉経営の在り方について研修等の実施を行う。
2015年度を迎え、各事業所とも障害福祉サービス等報酬単価改定等に伴う、運営の見直し、各種事務手続き等に追われた年度当初になったのではないでしょうか。
今年度、2016年4月を目途とした障害者総合支援法の施行後3年を目途とした見直しの一環として障害者総合支援法の見直しに向けた審議を厚生労働省は始めています。一方、その審議に合わせるかのように財務省は社会保障関係費の一環で障害福祉の見直しの論点を示しました。また、今国会に提出された「社会福祉法等の一部を改正する法案への対応などもあり、これらの動きは社会福祉法人の運営や障害福祉に直接かかわってくる課題であり、注目をしていかなければなりません。
本会は、引き続き障害者総合支援法の諸課題への対応に向けた取り組みを行うとともに、2014年度に残した課題を含め、下記の重点項目を継続して実施し、新たな時代にふさわしい組織体へと更なる自己変革を進め、障害のある人たちの人権を擁護し、自立と社会参加の促進に寄与すべく2015年度事業計画を策定するものとします。
年間を通じて、総会、役員会、各委員会、各部会等を開催し、事業を推進するとともに、事務局からの情報配信、施設長会議や各種研修会の開催、行政への政策要望書の提出と懇談、行政・関係諸団体との連携などを行い、全国並びに近畿の組織との連携し、障害者総合支援法の施行に係る諸問題の改善や障害者制度の充実に向けた取り組みを進める。
日本知的障害者福祉協会並びに近畿地区知的障害者施設協会などの関係組織、京都府社会福祉協議会や京都市社会福祉協議会をはじめとする京都府内福祉関係団体、京都府並びに京都市をはじめとする府内市町村との連携し、本会としての意見を集約し、障害者制度の充実に向けた提言や要望活動を京都府、京都市等との意見交換の場を通じて、適切な事業経営と、質の高い福祉サービスの提供を継続することができるよう取り組みを行う。
また、地方自治体への権限移譲が測られる中、市町村によって大きな格差が生じないよう会員相互の連携を図り、京都府並びに市町村への要望を行う。
社会福祉法人をとりまく環境が大きく変化し、人権の尊重やサービスの質の向上はもとより、経営組織のガバナンスの強化、コンプライアンスやアカウンタビリティーの徹底、財務基盤の安定化、リスクマネジメントなど、本会会員事業所にも旧来の施設運営から福祉経営へと転換することが求められている。そこで、新たな時代における専門性の向上と福祉経営の確立に向けた次の取り組みを継続して行う。
事業所を利用する人たちへの支援の質の向上を図るとともに、行政や関係機関、企業等との連携を強化し、障害者雇用の促進、工賃(利用者賃金)の増額、日中活動支援の充実、生活支援の充実等に取り組む
社会福祉法人制度改革や福祉人材の確保、事業所に係るリスクマネジメントなどについての情 報収集を行い、新しい福祉経営の在り方について研修等の実施を行うとともに、専門家(弁護士)による顧問契約の検討を行う。
2014年度を迎え、障害者総合支援法の施行に係わる検討課題のうち、本年4月から施行される「障害支援区分」「重度訪問介護の拡大」「ケアホームとグループホームの一元化」等が実施される。しかし、現場で実際に支援に係わっているものとしては、いくつかの課題や矛盾を抱えながらの船出となった。
今後、2016年を目途とした見直しや、附帯決議で指摘された「小規模入所施設」の検討、市町村及び都道府県において第4期障害福祉計画(計画期間:2015~2017年度)の検討などが行われるが、このことにも注目が必要である。
また、政府の「規制改革会議」厚生労働省の「社会福祉法人の在り方等に関する検討会」等においては、社会福祉法人の適正な運営の確保、営利法人とのイコールフィッティング等についての論議が行われており、社会福祉法人の「あるべき姿」を求めている。公益法人として社会の期待に応えるために、サービスの質の向上、事業の透明性の確保、地域福祉にいかに貢献し、地域福祉の拠点となることが求められている。
本会は、引き続き障害者総合支援法の諸課題への対応に向けた取り組みを行うとともに、2013年度重点項目を継続して実施し、新たな時代にふさわしい組織体へと更なる自己変革を進め、障害のある人たちの人権を擁護し、自立と社会参加の促進に寄与すべく2014年度事業計画を策定するものとする。
年間を通じて、総会、役員会、各委員会、各部会等を開催し、事業を推進するとともに、事務局からの情報配信、施設長会議や各種研修会の開催、行政への政策要望書の提出と懇談、行政・関係諸団体との連携などを行い、全国並びに近畿の組織との連携し、障害者総合支援法の施行に係る諸問題の改善や障害者制度の充実に向けた取り組みを進める。
日本知的障害者福祉協会並びに近畿地区知的障害者施設協会などの関係組織、京都府社会福祉協議会や京都市社会福祉協議会をはじめとする京都府内福祉関係団体、京都府並びに京都市をはじめとする府内市町村との連携し、本会としての意見を集約し、障害者制度の充実に向けた提言や要望活動を京都府、京都市等との意見交換の場を通じて、適切な事業経営と、質の高い福祉サービスの提供を継続することができるよう取り組みを行う。
また、地方自治体への権限移譲が測られる中、市町村によって大きな格差が生じないよう会員相互の連携を図り、京都府並びに市町村への要望を行う。
主な視点
社会福祉法人をとりまく環境が大きく変化し、人権の尊重やサービスの質の向上はもとより、コンプライアンスやアカウンタビリティーの徹底、財務基盤の安定化や組織統治の確立などにより、本会会員事業所にも旧来の施設運営から福祉経営へと転換することが求められている。そこで、新たな時代における専門性の向上と福祉経営の確立に向けた次の取り組みを継続して行う。
事業所を利用する人たちへの支援の質の向上を図るとともに、行政や関係機関、企業等との連携を強化し、障害者雇用の促進、工賃(利用者賃金)の増額、日中活動支援の充実、生活支援の充実等に取り組む
(主な関係団体 委員・役員等の一覧)